【かがみの孤城】見てきたけどマジで面白かった

※ネタバレ要素はできるだけ伏せてますが、気になる方はバックをお願いします。
【かがみの孤城】見てきた。
この映画、、、とても素晴らしいです。
ちなみに原作小説もあるみたいですが、私は読んでません。
あらすじ
とある理由から不登校になってしまった女の子「安西こころ」
突然鏡が光り、その鏡に触れると鏡の中の世界に入ってしまう。
鏡の世界には城がそびえ立ち、その城の管理人「オオカミさま」、そしてこころと同じく鏡の世界に招かれてしまった中学生が6人と出会う。
オオカミさまはこころたち7人を「赤ずきんちゃん」と呼び、この城のどこかにある「鍵」を見つけるとなんでも1つ願いをかなえてくれると言う。
そこから鍵を探す冒険が始まる。。。
冒険要素はあんまり無い
「鍵をさがす冒険」とは言ったものの、冒険要素はあんまり無いです。
基本的に、こころの周り(自宅と学校)とお城の中だけで話が進みます。
物語の序盤から中盤までは「鍵を探したけどみつからない」ということで、お城の中で遊んでることが多いです。
しかも、このお城のに来れるのは、朝9:00(10:00からだったかも)から夕方17:00までということで、終始お城の中というわけでもないです。
というわけで、ガチの冒険ものみたいに敵を倒しながら成長していくとか、鍵を奪い合って仲違いするといった展開は無いです。
綺麗にまとまってて見やすい
映画の尺としては120分弱あるのですが、その中でお話が綺麗にまとまってくれてます。
基本的な登場人物は7人(オオカミさま入れると8人)なので、1人1人を深堀していくストーリーがあるわけであないのですが、逆にあの程度で抑えたのでまとまりがよかったのではと思います。
鏡の世界には有効期限があり(たしか1年くらい)、なのでその期間の中で鍵を探すわけですが、非常にテンポよく話が進んでいくのでとても見やすい。
また、お城の中で遊んでる時間が多くはあるのですが、その話の途中途中でここの置かれた境遇の話が入ったりもして中だるみするようなことも無かったです。
ラストはまじで泣ける
みんな昼間にお城に来てるので、「同じような境遇なんだろうな」とは早い段階で気づいてるわけですが、とある事でみんな同じ中学にかよっていることを知ります。
「現実の世界でも会ってみよう」ということになるのですが、なぜか現実の世界では会えない。
なぜ現実の世界では会えないのか、みんなどういった理由で不登校になっているのか、その理由がラストで明かされます。
その理由が分かったとき、まじで泣けます。
また、こころが不登校になった理由をお母さんに打ち明けて、どうやったら登校できるようになるか、という観点でも話が進んで行くのですが、その中で出てくるこころの友達(名前忘れた)とのやりとりにほっこりします。
名探偵コナン好きな方は見てみてもいいかも
お城に来ている7人の中に、コナン君と同じ声優をしている高山みなみさんが出演されてます。
そのことからか、一言おもしろいセリフがあったりします。
コナン君が小学1年?で、かがみの孤城のキャラたちが中学生なので、いつものコナン君よりも少し大人になったコナン君な感じのセリフが聞けて結構面白い。
一瞬なので、お手洗い行ってたりすると見逃します。
今年見た映画の中でもトップクラスかも
私は基本的に映画の事前情報とかは見ないです。
金曜の朝に映画館の上映ラインナップを見て、見たいものがあったら見に行く感じ。
なので過度な期待もしてないとか、時期的に今年最後ってこともあるのかもしれないですが、思った以上に面白かったです。まじで今年見た映画の中でトップクラスに面白かったです。
映画というのは決まった尺の中で物語を完結させなければいけないので、話が簡単に進みすぎじゃね?とか、話の繋げ方が無理やりじゃね?とか言うのがあったりするのですが、映画の尺としては120分ながらお話の時間軸としては長い時間がかかってるので、全体的なお話の流れとして説得力があります。
また、その尺の中で綺麗に話がまとまってるので、まじで見やすい。
あとは、このくらいの年代の子が不登校になってる理由って、現実でもこの映画と同じような感じの理由な気がします。
親の対応とか先生の対応とかも、やけに現実味があります。
そういった境遇の方も1度見てみるといいのではと思います。
この中身、みんな同じのが入ってるのか分からないけど、すごくいい。。。
映画見たあとでみるとマジ泣けます。

気になったこと
期限の17時までに帰らないと、オオカミが来て残っていた人を食べてしまう。その日来ていた人も連帯責任としてみんな食べられる。といった設定があるのですが、最後まで見たあとだと、「その設定必要だったんだろうか?」と思います。
まあ、この設定があとあと効いてくるわけですが、、、