エナメル塗料でプラが割れる理由

模型

トプ画、非常にきちゃない。

プラモデルの塗装に非常に便利なエナメル塗料。
なのですが、あまりジャブジャブしてるとプラが割れる恐れもある塗料。

以前から思っていたのですが、なんでエナメル塗料でプラが割れるのか?その理由を調べてみました。

最近は(だいぶ前からだけど)ガイアノーツさんからもエナメル塗料が出たりして、エナメル塗料とは仲良くしていきたいですねぇ。

プラが割れる理由

プラが割れる理由は3点。

  1. 伸張性の違い:プラスチックとエナメル塗料は、伸張率が異なります。プラスチックは弾性が高く、柔軟性がありますが、エナメル塗料は硬く、脆い場合があります。塗料が硬化すると、伸縮性が低下し、塗装面が割れたり、割れたりする可能性があります。
  2. 粘着性の不足:プラスチック表面は滑りやすく、塗料がうまく付着しない場合があります。プラスチックの表面を適切に準備しない場合、エナメル塗料が剥がれることがあります。
  3. 温度変化:プラスチックは、温度変化に非常に敏感です。高温になると膨張し、低温になると収縮します。エナメル塗料は、温度変化に対して十分な柔軟性がない場合があります。したがって、プラスチックが膨張・収縮すると、塗料が割れることがあります。

エナメル塗料がプラモデルに使われるようになった理由

エナメル塗料は、プラモデルの塗装に使用されるようになった主な理

由は、塗装面の美しさと耐久性が高いためです。エナメル塗料は、乾燥後に光沢があり、表面がなめらかに仕上がるため、非常に美しい仕上がりを実現することができます。また、エナメル塗料は、耐水性・耐摩耗性に優れ、長期間にわたって美しさを保つことができるため、プラモデルの塗装には適しているとされています。

また、エナメル塗料は、オイルペイントと同様に乾燥が遅く、塗り直しがしやすいという利点もあります。これにより、塗り直しが必要な箇所がある場合でも、スムーズに修正することができます。

割れを防ぐ対策

大雑把に言うと、前パーツをバラバラにして塗装すれば、わりとジャブジャブしても割れなかったりするのですが、対策としてよいと思われる方法を紹介。
対策もいろいろありますが、結局バラシて塗装が一番楽そう。。。

  1. 適切な下地処理を行う:プラスチック表面には、ホコリや油脂、塗装不良などが付着している場合があります。そのため、下地処理を行い、表面をキレイに整える必要があります。下地処理には、研磨や洗浄、プライマーの塗布などがあります。
  2. 塗装前にプラスチック部品を加熱する:プラスチック部品を加熱することで、伸張性を高めることができます。エナメル塗料の硬化後にプラスチック部品が収縮することが原因で割れることが多いため、プラスチック部品を加熱することで収縮を抑え、割れの発生を防ぐことができます。
  3. 薄く塗る:塗料の層を厚くすると、塗料が乾燥する際にプラスチック部品に負担がかかり、割れの原因になります。そのため、塗料は薄く均一に塗ることが重要です。
  4. 適切な塗料を選ぶ:塗料の種類によって、プラスチックに対する影響が異なります。耐久性に優れた塗料や、プラスチックに対して柔軟性のある塗料を選ぶことが重要です。
  5. プラモデルを分解する:プラモデルを分解し、割れた部分を特に注意して確認します。必要に応じて、割れた部分を研磨して表面を整えます。

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